SSブログ
熊本水遺産 ブログトップ
前の5件 | -

熊本水遺産めぐり『鳴岩の湧水』 [熊本水遺産]

昨日の午前中、花園の「鳴岩の湧水」を訪れました。平成の名水百選「金峰山湧水群」のひとつで、熊本市の熊本水遺産にも選ばれています。

IMG_4966.JPG

肥後國誌において、岩の中から水流の音がすると名の由来がある歴史ある名水です。この岩の上の大地にも住宅があり、遠くの県道からも目立つ大岩です。

IMG_4967.JPG

水汲みに訪れる方も多く、訪れるときは水汲みに来られる方にいつも遭遇するなど地域にも親しまれています。水量はそれほど勢いはありませんが、常時、画像の水量ぐらいはあります。そびえたつ岩に対して、湧水量はわずかですが、名水百選のひとつです。

IMG_4965.JPG

岩の目の前には新風連五士自刃の跡の碑があります。新風連自体は、明治9年に起きた明治政府に対する士族反乱の一つです。新風連の乱は、「秋月の乱」や「萩の乱」のほか翌年の「西南戦争」につながるものとされています。最終的には100名を超える方が、戦死したり自刃したとされています。大岩の前で最後を遂げた若者5人の名がここに刻まれています。鳴岩は、今や熊本市内でも珍しい水汲みスポットですが、悲しい歴史の舞台でもあります。

「鳴岩の湧水」は井芹川と成道川が合流する地点にあり、ここから東方には九州新幹線の高架がみえます。


熊本水遺産めぐり『江津湖』上江津湖 [熊本水遺産]

土曜日午後は江津湖へ。上江津湖の中の島付近より上流が湧き水豊富な地帯です。上江津湖付近を1時間程度散策しました。

IMG_3646.JPG

夏の江津湖は親子連れでいっぱいです。さすがに散歩している方はほとんどみかけません。

IMG_3649.JPG

中の島、ボートハウス付近です。江津湖らしい風景です。夜には屋形船が湖上に浮かびます。まだまだ暑い昼下がりです。

IMG_3643.JPG

ゾウさんプール付近は、透きとおった水にあふれています。本日は1組の親子の貸し切り状態のようでした。

IMG_3606.JPG

ゾウさんプール付近です。こんな透明度の水は熊本市内では、ほとんどみられるものではありません。

IMG_3611.JPG

子供たちが水遊びする姿があちこちでみられます。

IMG_3619.JPG

芭蕉園付近は水量も豊富で緑豊かなエリアです。かつて料亭が立ち並んでいたのもこの付近でしょうか?近くには高浜虚子の句碑もみられます。静かでマイナスイオンいっぱいです。ちょうど市立体育館西側付近になります。

IMG_3622.JPG

このあたりでは、カニも簡単に見つけることができます。600種もの動植物が生息するといわれる江津湖。まだまだ自然がそのままで残っています。


熊本水遺産めぐり『小堀流踏水術』 [熊本水遺産]

本日は、熊本市アクアドームで開催された小堀流踏水術先師祭へ。小堀流踏水術も熊本水遺産に登録されています。熊本水遺産は湧水地だけではありません。水に関わる伝統文化も登録されています。

P8123421.JPG

「小堀流踏水術(こぼりりゅうとうすいじゅつ)は、強力な立ち泳ぎを特徴とする日本泳法の流派。江戸時代享保年間、熊本藩士小堀長順の創始するところで、長順の死後、池部彌八郎、山東彦右衛門、能勢熊之丞その他を経て小堀水翁が継ぎ、さらにこれを猿木宗那に伝え、宗那の死後、小堀平七がその直流を伝えた。」とされています。現在、熊本、学習院、京都、長崎で行われており、熊本市の重要無形文化財となっています。

神事の後、小学生から大人まで約60名の皆さんが2時間にわたる優雅で華麗な演技を披露しました。

P8123387.JPG 

連書、立游での書道。小堀流踏水術は、水を踏んで行う立游が有名です。足を左右に開き交互に踏んでバランスをとるのが難しそうですがいとも簡単に書が出来上がります。

P8123389.JPG

甲冑御前游、5キロはあろうかという甲冑を身にまとい立游で泳ぐ、静かで優雅な泳ぎだそうです。

P8123393.JPG

集団での立游はまさにシンクロナイズドスイミングです。小堀流踏水術から世界のシンクロへ育った人もいるのだそうです。

P8123418.JPG

最後は酒呑み游です。酒呑み游は立游で交互に杯を受け取ります。銘柄は熊本の清酒、「香露」です。

毎年この時期ニュースで見かけていましたが、生で見ると華麗で、随所に力強さも伝わってきます。まさに将来に伝え守りたい熊本の伝統文化です。


熊本水遺産めぐり 『いんの川』      [熊本水遺産]

本日は、熊本市西部(松尾町上松尾)にある湧き水「いんの川」へ行きました。「いんの川」は平成の名水百選にも選ばれている「金峰山湧水群」のひとつで、熊本水遺産にも選ばれています。この付近の国道501号は晴れた日には、島原半島・雲仙岳を望む爽快なドライブができます。                                                  今日はとにかく暑かったんですが、海風が心地よい気分にさせてくれました。のどかな田園地帯にある湧水地でのんびりとした気分にひたることができました。

P8073293.JPG

熊本市ホームページでは「梅洞地区の集落の中にひっそりと佇む湧水で、生活用水として利用され、野菜などを洗う姿が今も見られる。奥の水口は囲われていて、覗き込むと砂を巻き上げながら湧水している。」とあります。由来は「犬の川」とか「陰の川」とかあるようです。

P8073303.JPG 

梅同地区の水路沿いにひっそりとあり、看板もなく通りすごしそうな場所にあります。当日はのぼりがあり、簡単に見つけることができました。もちろん駐車場もなく、路駐になってしまいました。(駐禁地帯ではなく車の往来はほとんどありません)囲いの中から湧水しています。

P8073297.JPG                                  奥の囲いから湧水が流れ出ています。湧水量は豊富なようです。生活用の水場と見受けられます。小魚、沢ガニもいるようです。

P8073308.JPG                                   

砂を巻き上げ湧き出しています。砂といっても有明海の海岸と同じの砂のようです。このあたりが海岸沿いであったことがよく理解できます。そういえば、山沿いの水路に沿って家が張り付いていますのでかつての海岸線が想像できます。


熊本水遺産めぐり 『八景水谷(はけのみや)』  [熊本水遺産]

本日、久しぶりに八景水谷(はけのみや)へ行きました。八景水谷は熊本市の上水道の発祥の地で熊本水遺産にも登録されています。湧水量は激減しているようですが、水の科学館もあり、夏場には親子連れが多く見られます。

 P8023269.JPG 

P8023259.JPG                                  干上がった北側の湧水池には水が戻っています。梅雨時の影響が多いと推測されます。透明度が高い部分もあり、確かに一部湧水が復活しているようです。一時的な降雨量の影響でしょうか?いつまで続くのでしょうか。そういえば亀井神社にも若干の水がたまっています。こちらも湧水の復活でしょうか。

P8023262.JPG                            北側池のすぐ下部にある部分。このあたりが一番澄んで湧水量も豊富です。眺めているとポツポツとしみ出すように湧いているのが確認できます。透明度抜群です。小さい頃はこのあたりは、もっと湧水していたのを思い出します。この夏、八景水谷のイチオシスポットです。

P8023249.JPG                                  東側に進むと石積みの奥からかなりの水量があふれるように湧き出ています。梅雨明後の晴れが続く日にこんな湧水があるとは、湧水量の復活か、それとも今年の降雨量が例年以上だったのか。崖側の壁からの湧水はものすごい量です。

P8023254.JPG                                  八景水谷の主、ハッケ―くん(手前)とミヤさん(奥)です。いつもは崖側(バス道路下)の湧水部分の近くでよくみかけます。

P8023250.JPG                               特にハッケ―君は社交性があってみんの人気者です。得意技は湧水での毛づくろいです。湧水が大好きなアヒルさんです。

 


前の5件 | - 熊本水遺産 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。